「嫌われすぎると死ぬそうです ~雑魚悪女は夏休みを生きのびたい~」レビュー
「悪役の王女に転生したけど、隠しキャラが隠れてない。」レビュー
悪役の王女に転生したけど、隠しキャラが隠れてない。
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話進まない度:★★★☆☆
主人公総愛され度:★★★★☆
ラブラブ度:★★★★★
悪役ヒロインDQN度:★★★★★
新しく始めるブログなので、第一弾は昨日読み終わったweb小説から。
乙女ゲームの悪役女王に転生して、隠しキャラや攻略対象の一部、女性キャラに愛されまくる王道ストーリー。
ただ、ざまあが地雷になる人もいると思われる。
現実にそういう(ざまあ状態の)家族や知り合いがいる人への配慮が必要だったかもしれない。
主人公の破滅回避よりもヒーローとのラブラブに重きが置かれている。
ストーリーの進みはかなりゆっくりめ。
特に、これからゲーム上のヒロイン(この小説での悪役)の策略からどう破滅を回避するかの、ゲーム開始・学園編以降が、物語の展開に関係ないエピソード多め。
破滅回避に頑張る主人公が見たいとか、ヒロイン(この小説での悪役)との駆け引きが見たいとか、そういった期待には全く応えられない。
この小説に物語性をもとめてはいけない。
この小説は主人公とヒーローのイチャイチャのために存在するのだ。
キャラとの関係が初期からほぼ変わらず、主人公の成長なども特にない。
そのあたりもストーリーが停滞していると感じさせられる要因かもしれない。
主人公の性格は普通で、なぜ周りに愛されているのかが不明。
ヒーローに愛されている理由は明確なので、やはり主人公とヒーローのためだけの物語であるのだろう。
世界設定はふわふわ。
特に重要なヒーローの仕事に関しても、詳しくは設定されていないと思われる。
仲間キャラはモブ。
主人公とヒーローのラブラブには関係ないからか。
その割にラブにも物語の展開にも関係ないエピソードでの出番多め。
逆に脱落キャラや不憫キャラはよく描かれていた。
ゲーム上のヒロイン(この小説での悪役)の意味不明なほどのDQN度も、これで前世、普通に日本学校社会で生きて来たとは思えないぐらい高い。
せめてあまりのDQNさに孤立して、乙女ゲーに逃避していた、ぐらいの設定の方が良かった。
とにかくヒロインとヒーローがラブラブしていて、溺愛されていて、周りがそれを温かく受け入れてくれるのを楽しみたい人向け。
ストーリーや設定などおまけなのだ。